16日 Vol. Ⅰ COPD [健康]
以前、禁煙外来に通っていた時に『COPD』と言う喫煙が原因で起こり得る病気がある事を知った。
が、その名称を覚えている事が出来ずに記事にする事が出来なかった。
知った時に、正直に『怖い』と思った。
俺が禁煙に興味を覚えた初期の頃の話だ。
つい最近、和田アキ子さんがその関連のCMに出ていて、再び書く気になった。
俺自身、禁煙成功者ではあるが、この話についてどこまで伝わる様に書けるかは分からない。
でも、確実に言える事は、喫煙している人間が危ないと言う事。
煙草を愛して止まなかったこの俺が、どうしてここまでしつこい位に『タバコ害』関連の事について書くのか・・・
本当にヤバいからだ。
では『COPD』とはどんな病気なのだろうか?
俺自身もにわかにしか分かっていないので、書きながら勉強をしてみようと思う。
『治験ドット・コム』から抜粋をしつつ進行をして行きます。
まず、そのサイトの最初は
COPDとは、Chronic Obstructive Pulmonary Diseases(慢性閉塞性肺疾患)の略で、気道の慢性的な閉塞により肺への空気の流れが悪くなる病気の総称です。
具体的な病名としては、肺気腫と慢性気管支炎のふたつが挙げられます。
2001年に行なわれた調査では、日本国内の約530万人がCOPDを患っているという結果が出ました。
というくだりから始まる。
『慢性気管支炎』は何となく喘息と言うイメージで覚えている。
その前の『肺気腫』とは?
喫煙している人なら見覚えのある漢字の3文字な筈。
JTなど、煙草の箱や広告ポスターなどにも書いてある所を見た事がある人もいると思う。
では、『肺気腫』について。
健康な肺は、肺胞(肺を構成している無数の小さな袋)の壁にある毛細血管を通じて、吸い込んだ空気中の酸素と血液中の二酸化炭素を交換し、その後肺自身の持つ弾力性によって二酸化炭素を吐き出します(これがいわゆる「呼吸」です)。
しかし有害な物質を吸いつづけて肺気腫になると、肺胞の壁が破壊されるために毛細血管の数が減少し、酸素と二酸化炭素の交換機能が著しく低下してしまいます。
また肺胞が大きくふくらんでしまうために肺の弾力性がなくなり、空気をうまく吐き出せなくなって呼吸困難を起こすようになります。
一度破壊された肺胞はもとに戻りません。
その『有害な物質』の代表とは?
もうこの時点で俺の説明は不要でしょう。
COPDの原因
COPDは別名「タバコ病」と呼ばれるように、その主な原因は喫煙です。
タバコの煙に含まれる有害な物質を吸い続けると、気管支や肺に慢性的な炎症が起こり、その機能を低下させてしまいます。
COPD患者の約90%が喫煙者であるというデータもあります。
また非喫煙者であっても周囲にいる喫煙者のタバコの煙(副流煙)を吸い込む、いわゆる受動喫煙によって、COPDやその他の呼吸器の病気にかかることがあります。
その他にも鉱山や工場、建築現場などに長時間いることや、大気汚染などもCOPDを引き起こす可能性があります。
だからこそ、禁煙が大きく騒がれる前から意識して『ベランダ族』(ホタル族)と言う人達に代表される様な妊婦や子供に対する二次被害を減らす為などの努力もされていたと思います。
俺も妹の家に遊びに行った時も妹やその旦那とベランダで吸っていた事を思い出します。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の症状
COPDは進行性の病気なので、症状も段階によって異なります。
COPDの初期の症状には、「咳・痰(たん)が出やすい」「階段の上り下りなど、身体を少し動かしただけで息切れがする」などがあげられます。
これらの症状はありふれたものなので、「年齢のせいだ」などと思い込みがちですが、COPDの存在に気づかないまま放置してしまうと、病気はどんどん悪化していきます。
COPDがさらに進行すると、「咳・痰(たん)が止まらなくなる」「入浴や着替えなどのちょっとした動作の際にも息切れがする」「外出がしづらくなる」など、日常生活にも支障をきたすようになります。
そして最終的には、「運動能力が低下し、寝たきりになる」「慢性呼吸不全や心不全など命にかかわる重い病気を併発する」などの深刻な症状があらわれます。
実に自分自身で自覚出来にくい病気であると言う事です。
その症状別に見てみると、
軽症状 咳や痰(たん)が出やすい
少し身体を動かすと息切れがする
中症状 咳や痰(たん)が止まらない
日常的な動作をしただけで息切れがする
重症状 身体が動かず寝たきりになる
重大な病気を併発する
例えば、煙草を吸っていて咳き込んだ時に、痰が絡むなんて事があったらまず疑ってみた方が良いでしょう。
俺は健康上の理由から禁煙を決意したのですが、普段の生活をしていたらそんなに意識して感じる物でも無いので禁煙するまでは分かりませんでした。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の検査・診断
COPDは主に『スパイロ検査』と『画像検査』によって診断が行われます。
(俺は禁煙外来で診察を受ける度に『スパイロ検査』を受けていました。)
スパイロ検査
スパイロメーターという肺活量計の筒を口にくわえ、思い切り息を吸いこんだあとにできるだけ速く息を吐き出し、吐き切るまでを測定します。
吐き出した息の最大量を努力性肺活量(FVC)と呼び、最初の一秒間に吐き出せる息の量を一秒量(FEV1)と呼びます。
そして一秒量(FEV1)が努力性肺活量(FVC)の何%にあたるかという数値を一秒率(FEV1%)と呼び、この一秒率(FEV1%)が70%未満の場合、呼吸機能が低下しているとみなされ、COPDの可能性が疑われます。
(禁煙外来に行くと必ずやると思います。俺は初めから最後まで引っ掛からなかったんですけど。(笑)
画像検査
X線検査・CT検査で肺の様子や横隔膜の状態、肺胞の様子などを調べます。
COPDにかかっていると、X線検査では正常な人に比べて肺が大きくなっていたり横隔膜が平らになっているのがわかります。
CT検査では正常な人に比べて血管の陰が減少しているのがわかります。
(特にこの検査方法は重症と疑われている患者さんか、喘息系の患者さんが多いと思います。)
COPDの治療
残念ながら今のところはCOPDを完全に治す根本的な治療法は確立されていません。
しかし早い時期に診断を受けて治療を始めることで、病状の進行を遅らせることができます。
禁煙
COPDの治療の基本は禁煙です。
タバコはCOPDの最大の原因ですので、喫煙習慣を絶つことでCOPDの進行を大幅に遅らせることができます。
ニコチン依存の状態になると、禁煙すること自体が難しくなります。
病院の禁煙外来で、専門医によるニコチン代替療法(ニコチンパッチやニコチンガムなど)などの禁煙治療を受ける必要があります。(飲み薬として『チャンピックス』があります。)
薬についてはhttp://blog.so-net.ne.jp/kame-takayoshi/2011-05-15を参照下さい。<(_ _)>
今のところ、COPD自体を治療する特効薬はなく、呼吸困難などの症状をやわらげるための薬が用いられています。
COPDになると、呼吸困難⇒身体が動かしづらくなる⇒筋力・運動能力が低下⇒呼吸困難の悪化・・・という悪循環が生じるので、症状をやわらげる薬を用いることによってそのループを断ち切れば、病気の進行を遅らせることができます。
主に使用されるのは、気管支を広げて呼吸を楽にする気管支拡張薬です。特に苦しいときには即効性の高いステロイド薬が用いられます。
その他に痰(たん)を吐き出しやすくする去痰薬なども使われています。
息切れや呼吸困難などの症状をやわらげるための効果的な呼吸法が口すぼめ呼吸です。
口すぼめ呼吸とは、鼻から息を吸い、口をすぼめてゆっくりと息を吐き出す呼吸法です。
口すぼめ呼吸をすることで気道の内圧を高め、肺からより多くの空気を出すことができるようになります。
具体的なやり方については、専門医からの指導を受けましょう。
COPDが重症になり、肺機能が低下して普通の呼吸だけでは酸素不足に陥ってしまう場合には、酸素療法が行なわれます。
これは最重症患者さんが対象で、酸素供給器(ボンベ)を用いて、専用のチューブ、カニューラというものを鼻に通して継続的に酸素を吸入します。
酸素療法を行なうには病態が安定していることが条件です。
また患者本人の自己管理能力、居住環境、介護者や家族の有無、生活様式なども重要で、これらについて医師とよく相談する必要があります。
先述の和田さんはヘビー系であった事は有名だと思います。
どこで自分が危機を感じるかでは無く、普段からどう自己管理をして健康を維持して行くかが肝心だと思います。
不自由になった後で健康の有難味を知ったところで遅いんです。
実際俺の周りは喫煙者ばかりですが、今では口には出さないものの、みんなを心配していますし、その場に一緒にいる俺自身が副流煙でCOPDになるかもと今では懸念材料になりつつあります。
これは余談ですが、舘さんでは力が及ばないので『God姉ちゃん』が登場したのではないかと思うのは些か考え過ぎ?(爆
それに関連した記事を発見したので見てみて下さい
↓『God姉ちゃん』、先陣切ってます
http://www.mylifenote.net/014/110805cmcopd.html
が、その名称を覚えている事が出来ずに記事にする事が出来なかった。
知った時に、正直に『怖い』と思った。
俺が禁煙に興味を覚えた初期の頃の話だ。
つい最近、和田アキ子さんがその関連のCMに出ていて、再び書く気になった。
俺自身、禁煙成功者ではあるが、この話についてどこまで伝わる様に書けるかは分からない。
でも、確実に言える事は、喫煙している人間が危ないと言う事。
煙草を愛して止まなかったこの俺が、どうしてここまでしつこい位に『タバコ害』関連の事について書くのか・・・
では『COPD』とはどんな病気なのだろうか?
俺自身もにわかにしか分かっていないので、書きながら勉強をしてみようと思う。
『治験ドット・コム』から抜粋をしつつ進行をして行きます。
まず、そのサイトの最初は
COPDとは、Chronic Obstructive Pulmonary Diseases(慢性閉塞性肺疾患)の略で、気道の慢性的な閉塞により肺への空気の流れが悪くなる病気の総称です。
具体的な病名としては、肺気腫と慢性気管支炎のふたつが挙げられます。
2001年に行なわれた調査では、日本国内の約530万人がCOPDを患っているという結果が出ました。
というくだりから始まる。
『慢性気管支炎』は何となく喘息と言うイメージで覚えている。
その前の『肺気腫』とは?
喫煙している人なら見覚えのある漢字の3文字な筈。
JTなど、煙草の箱や広告ポスターなどにも書いてある所を見た事がある人もいると思う。
では、『肺気腫』について。
健康な肺は、肺胞(肺を構成している無数の小さな袋)の壁にある毛細血管を通じて、吸い込んだ空気中の酸素と血液中の二酸化炭素を交換し、その後肺自身の持つ弾力性によって二酸化炭素を吐き出します(これがいわゆる「呼吸」です)。
しかし有害な物質を吸いつづけて肺気腫になると、肺胞の壁が破壊されるために毛細血管の数が減少し、酸素と二酸化炭素の交換機能が著しく低下してしまいます。
また肺胞が大きくふくらんでしまうために肺の弾力性がなくなり、空気をうまく吐き出せなくなって呼吸困難を起こすようになります。
一度破壊された肺胞はもとに戻りません。
その『有害な物質』の代表とは?
もうこの時点で俺の説明は不要でしょう。
COPDの原因
COPDは別名「タバコ病」と呼ばれるように、その主な原因は喫煙です。
タバコの煙に含まれる有害な物質を吸い続けると、気管支や肺に慢性的な炎症が起こり、その機能を低下させてしまいます。
COPD患者の約90%が喫煙者であるというデータもあります。
また非喫煙者であっても周囲にいる喫煙者のタバコの煙(副流煙)を吸い込む、いわゆる受動喫煙によって、COPDやその他の呼吸器の病気にかかることがあります。
その他にも鉱山や工場、建築現場などに長時間いることや、大気汚染などもCOPDを引き起こす可能性があります。
だからこそ、禁煙が大きく騒がれる前から意識して『ベランダ族』(ホタル族)と言う人達に代表される様な妊婦や子供に対する二次被害を減らす為などの努力もされていたと思います。
俺も妹の家に遊びに行った時も妹やその旦那とベランダで吸っていた事を思い出します。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の症状
COPDは進行性の病気なので、症状も段階によって異なります。
COPDの初期の症状には、「咳・痰(たん)が出やすい」「階段の上り下りなど、身体を少し動かしただけで息切れがする」などがあげられます。
これらの症状はありふれたものなので、「年齢のせいだ」などと思い込みがちですが、COPDの存在に気づかないまま放置してしまうと、病気はどんどん悪化していきます。
COPDがさらに進行すると、「咳・痰(たん)が止まらなくなる」「入浴や着替えなどのちょっとした動作の際にも息切れがする」「外出がしづらくなる」など、日常生活にも支障をきたすようになります。
そして最終的には、「運動能力が低下し、寝たきりになる」「慢性呼吸不全や心不全など命にかかわる重い病気を併発する」などの深刻な症状があらわれます。
実に自分自身で自覚出来にくい病気であると言う事です。
その症状別に見てみると、
軽症状 咳や痰(たん)が出やすい
少し身体を動かすと息切れがする
中症状 咳や痰(たん)が止まらない
日常的な動作をしただけで息切れがする
重症状 身体が動かず寝たきりになる
重大な病気を併発する
例えば、煙草を吸っていて咳き込んだ時に、痰が絡むなんて事があったらまず疑ってみた方が良いでしょう。
俺は健康上の理由から禁煙を決意したのですが、普段の生活をしていたらそんなに意識して感じる物でも無いので禁煙するまでは分かりませんでした。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の検査・診断
COPDは主に『スパイロ検査』と『画像検査』によって診断が行われます。
(俺は禁煙外来で診察を受ける度に『スパイロ検査』を受けていました。)
スパイロ検査
スパイロメーターという肺活量計の筒を口にくわえ、思い切り息を吸いこんだあとにできるだけ速く息を吐き出し、吐き切るまでを測定します。
吐き出した息の最大量を努力性肺活量(FVC)と呼び、最初の一秒間に吐き出せる息の量を一秒量(FEV1)と呼びます。
そして一秒量(FEV1)が努力性肺活量(FVC)の何%にあたるかという数値を一秒率(FEV1%)と呼び、この一秒率(FEV1%)が70%未満の場合、呼吸機能が低下しているとみなされ、COPDの可能性が疑われます。
(禁煙外来に行くと必ずやると思います。俺は初めから最後まで引っ掛からなかったんですけど。(笑)
画像検査
X線検査・CT検査で肺の様子や横隔膜の状態、肺胞の様子などを調べます。
COPDにかかっていると、X線検査では正常な人に比べて肺が大きくなっていたり横隔膜が平らになっているのがわかります。
CT検査では正常な人に比べて血管の陰が減少しているのがわかります。
(特にこの検査方法は重症と疑われている患者さんか、喘息系の患者さんが多いと思います。)
COPDの治療
残念ながら今のところはCOPDを完全に治す根本的な治療法は確立されていません。
しかし早い時期に診断を受けて治療を始めることで、病状の進行を遅らせることができます。
禁煙
COPDの治療の基本は禁煙です。
タバコはCOPDの最大の原因ですので、喫煙習慣を絶つことでCOPDの進行を大幅に遅らせることができます。
ニコチン依存の状態になると、禁煙すること自体が難しくなります。
病院の禁煙外来で、専門医によるニコチン代替療法(ニコチンパッチやニコチンガムなど)などの禁煙治療を受ける必要があります。(飲み薬として『チャンピックス』があります。)
薬についてはhttp://blog.so-net.ne.jp/kame-takayoshi/2011-05-15を参照下さい。<(_ _)>
今のところ、COPD自体を治療する特効薬はなく、呼吸困難などの症状をやわらげるための薬が用いられています。
COPDになると、呼吸困難⇒身体が動かしづらくなる⇒筋力・運動能力が低下⇒呼吸困難の悪化・・・という悪循環が生じるので、症状をやわらげる薬を用いることによってそのループを断ち切れば、病気の進行を遅らせることができます。
主に使用されるのは、気管支を広げて呼吸を楽にする気管支拡張薬です。特に苦しいときには即効性の高いステロイド薬が用いられます。
その他に痰(たん)を吐き出しやすくする去痰薬なども使われています。
息切れや呼吸困難などの症状をやわらげるための効果的な呼吸法が口すぼめ呼吸です。
口すぼめ呼吸とは、鼻から息を吸い、口をすぼめてゆっくりと息を吐き出す呼吸法です。
口すぼめ呼吸をすることで気道の内圧を高め、肺からより多くの空気を出すことができるようになります。
具体的なやり方については、専門医からの指導を受けましょう。
COPDが重症になり、肺機能が低下して普通の呼吸だけでは酸素不足に陥ってしまう場合には、酸素療法が行なわれます。
これは最重症患者さんが対象で、酸素供給器(ボンベ)を用いて、専用のチューブ、カニューラというものを鼻に通して継続的に酸素を吸入します。
酸素療法を行なうには病態が安定していることが条件です。
また患者本人の自己管理能力、居住環境、介護者や家族の有無、生活様式なども重要で、これらについて医師とよく相談する必要があります。
先述の和田さんはヘビー系であった事は有名だと思います。
どこで自分が危機を感じるかでは無く、普段からどう自己管理をして健康を維持して行くかが肝心だと思います。
不自由になった後で健康の有難味を知ったところで遅いんです。
実際俺の周りは喫煙者ばかりですが、今では口には出さないものの、みんなを心配していますし、その場に一緒にいる俺自身が副流煙でCOPDになるかもと今では懸念材料になりつつあります。
これは余談ですが、舘さんでは力が及ばないので『God姉ちゃん』が登場したのではないかと思うのは些か考え過ぎ?(爆
それに関連した記事を発見したので見てみて下さい
↓『God姉ちゃん』、先陣切ってます
http://www.mylifenote.net/014/110805cmcopd.html
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